●356 春を惜む はるをおしむ 〇みやまのさくらのべのかすみ

 表題:春を惜む
 読み:はるをおしむ

 収録:(A)中等女子音樂教科書 教師用 巻之4 船橋榮吉,内藤俊二編 大阪開成館 1933(S.8).7.1=初 ◎Copy=(K67)

 記譜:単声(伴奏付き) 変ロ長調 6/8

 インチピット:ソ|ソソソミソ|ドソソ|ドドドソド|レ

 曲:ドイツ歌曲
 詞:犬童球渓 ※1916(T.5)作詞

 ※「春を惜む」(A55)とは別曲。歌詞は類似(転用?)


[詞] ※中等女子音樂教科書より

1.み山の櫻野べの霞
  今はやいづこあともとめず
  うち見るはては緑染めて
  名殘も見えぬ春の姿
  なごりも見えぬ春のすがた

2.歌ひし小鳥群れし胡蝶
  翼も破れ聲も老いぬ
  照る陽光(ひ)に酔(ゑ)ひし夢はさめて
  さてしも惜(をし)む春のなごり
  さてしも惜む春の名ごり


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